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<給付>高年齢雇用継続給付の基本とそのメリットとは何か?

  • 2024年11月11日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月4日

 60歳以上の労働者が退職後も働き続けることを支援する制度として、「高年齢雇用継続給付」があります。この給付は、再就職や継続雇用を促進し、高齢者の安定した生活をサポートする役割を果たしています。

 今回は、この制度の中でも特に「高年齢雇用継続基本給付金」について詳しく解説し、そのメリットや活用方法を紹介します。



高年齢雇用継続給付とは何か


 高年齢雇用継続給付は、60歳以上の労働者が退職後も働き続けられるように支援する制度です。日本の高齢化社会に対応し、労働力の確保と高齢者の生活安定を目的としています。給付は主に2種類に分かれています。


  • 高年齢雇用継続基本給付金

60歳以上で継続雇用される労働者に対して支給される給付金。給与が一定の基準を下回った場合に、その差額の一部を補填します。


  • 高年齢再就職給付金

60歳以上で一度退職した後、再就職した場合に支給される給付金。再就職後の賃金低下を補う目的があります。


このブログでは、特に「高年齢雇用継続基本給付金」に焦点を当て、その仕組みやメリットをわかりやすく説明します。


高年齢雇用継続基本給付金の仕組み


高年齢雇用継続基本給付金は、60歳以上の労働者が定年後も同じ会社や別の会社で働き続ける際に、給与が以前より下がった場合に支給されます。給付金は、賃金の減少分の一定割合を補填する形です。


1⃣支給対象者の条件


  • 60歳以上であること

  • 会社と継続雇用契約を結んでいること

  • 給与が60歳到達時の賃金より低いこと

  • 雇用保険に加入していること


2⃣支給額の計算例


例えば、60歳到達時の月給が30万円だった人が、継続雇用後に月給が25万円に下がった場合、差額は5万円です。この差額の一定割合(例えば40%)が給付金として支給されます。つまり、2万円が給付金として受け取れます。


この仕組みにより、給与が減っても生活水準を大きく落とさずに働き続けられます。


高年齢雇用継続給付のメリット


この制度には労働者だけでなく、企業側にもメリットがあります。以下に主なポイントを挙げます。


1⃣労働者のメリット


  • 収入の安定

給与が減っても給付金で補填されるため、生活の安定につながります。


  • 再就職の支援

60歳を過ぎても働き続けやすく、社会参加や健康維持にも役立ちます。


  • 年金との調整がしやすい

年金受給開始年齢に合わせて働く期間を調整しやすくなります。


2⃣企業のメリット


  • 経験豊富な人材の確保

定年後も働きたいベテラン社員を継続雇用でき、ノウハウの継承が可能です。


  • 人材不足の緩和

高齢者の労働力を活用し、慢性的な人手不足を補えます。


  • 助成金の活用

一部のケースでは、企業も助成金を受け取れる場合があります。


実際の活用例


 例えば、ある製造業の会社では、60歳定年の従業員を継続雇用し、給与を20%減額しました。しかし、給付金の支給により実質的な収入減は10%に抑えられました。これにより、従業員は安心して働き続け、会社も熟練の技術者を失わずに済みました。


また、介護施設では高齢者の再就職を促進するために高年齢再就職給付金を活用し、60歳以上のスタッフを積極的に採用しています。これにより、施設の人手不足が改善され、サービスの質も向上しました。


申請方法と注意点


 高年齢雇用継続給付を受けるには、雇用保険の手続きが必要です。企業の人事担当者や労働者本人がハローワークに申請します。申請には以下の書類が必要です。


  • 雇用保険被保険者資格取得届

  • 継続雇用契約書

  • 給与明細や賃金台帳


注意点


  • 給付金は給与減額分の一部のみ補填されるため、全額補償ではありません。

  • 申請期限があるため、早めの手続きが必要です。

  • 給付金の支給条件は法改正で変わることがあります。最新情報を確認しましょう。


高年齢雇用継続給付を活用するために


 この制度は、高齢者が安心して働き続けるための重要な支援策です。60歳以上の労働者や企業は、制度の内容をよく理解し、積極的に活用することが求められます。


  • 労働者は自分の給与や契約内容を確認し、給付金の対象かどうかを把握しましょう。

  • 企業は高齢者の継続雇用に関する制度を整備し、適切な手続きを行うことが大切です。


※これにより、高齢者の雇用環境が改善され、社会全体の活力維持にもつながります。


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