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介護保険で介護ベットが利用できます?

  • 執筆者の写真: nicesenior001
    nicesenior001
  • 5月22日
  • 読了時間: 3分

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介護保険を活用した介護ベッドの利用と注意点

 介護保険を活用すると、介護ベッドのレンタルが可能になります。介護ベッドは、要介護者の生活を快適にし、介助者の負担を軽減する重要な福祉用具です。しかし、安全に使用するためには、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。


 介護保険で介護ベッドを利用する方法

介護保険では、要介護認定を受けた方が福祉用具貸与(レンタル)として介護ベッドを利用できます。購入ではなくレンタルが基本となるため、以下の流れで利用できます。

1. 要介護認定を受ける

まず、介護保険を利用するためには要介護認定を受ける必要があります。要支援1・2の方は対象外ですが、要介護2以上の方は介護ベッドのレンタルが可能です。


2. ケアマネジャーに相談

介護保険を活用して介護ベッドをレンタルする場合、ケアマネジャーに相談し、ケアプランに組み込んでもらいます。適切なベッドの種類や利用方法についてアドバイスを受けることができます。


3. 福祉用具貸与事業者を選ぶ

介護ショップや福祉用具貸与事業者を通じて、介護保険適用の介護ベッドをレンタルします。利用者の身体状況や生活環境に合ったベッドを選ぶことが重要です。


4. レンタル開始

レンタル契約を結び、介護ベッドを利用開始します。介護保険を適用すると、自己負担は原則1割(一定以上の所得がある場合は2割または3割)となります。


 介護ベッド利用時の注意点

介護ベッドを安全に使うためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。


1. サイドレールの隙間に注意

介護ベッドのサイドレール(柵)は、転落防止のために設置されますが、隙間に手足が挟まる事故が発生することがあります。特に、電動ベッドの動作中に誤って挟まれると大きな怪我につながるため、注意が必要です。


2. 誤操作を防ぐ

介護ベッドには、背上げ機能や高さ調整機能が備わっていますが、誤操作による事故が発生することがあります。特に、利用者が誤って操作してしまうことを防ぐため、コントローラーは手の届かない場所に置くか、電源を抜いておくと安心です。


3. ベッドの下に物を置かない

介護ベッドの昇降機能を使用する際、ベッドの下に物があると、破損や転倒の原因になります。特に硬いものがあると、ベッドが傾いたり、所定の位置からずれたりすることがあるため、注意しましょう。


4. 利用者の姿勢を確認

介護ベッドを使用する際は、利用者の姿勢を定期的に確認し、適切なクッションやマットレスを使用することで床ずれ(褥瘡)を防ぎます。特に長時間同じ姿勢でいると、皮膚に負担がかかるため、定期的な体位変換が重要です。


5. 小さい子供のいたずらに注意

介護ベッドのコントローラーは、子供にとって興味を引くものです。誤って操作されると危険なため、使用時以外は電源を抜くなどの対策を講じましょう。


6. ベッド周りの環境を整える

介護ベッドの周囲に棚やテーブルを置くと、利用者が手を伸ばした際に転倒や事故の原因になることがあります。特に、頸動脈を圧迫するような姿勢にならないよう、ベッド周りの環境を整えることが重要です。


 まとめ

介護保険を活用すると、介護ベッドのレンタルが可能になり、経済的負担を軽減できます。しかし、安全に快適に使うためには、適切なベッドの選定や使用時の注意点を押さえておくことが重要です。


※介護ベッドを利用する際は、定期的な点検や正しい姿勢の維持、介助者とのコミュニケーションを大切にしながら、安全に活用しましょう。


〈相談先〉

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