介護保険で言う介護三施設は特徴を比較して選ぶ?
- nicesenior001
- 5月18日
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更新日:5月20日
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介護保険三施設とは、高齢者が介護サービスを受けながら生活できる公的な施設のことです。
特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護医療院の3種類があります。
1. 特別養護老人ホーム(特養):介護老人福祉施設
「終の棲家」とも呼ばれる、長期入所型の施設 特養は、要介護3以上の高齢者が対象で、長期間の入所が可能な施設です。生活支援や介護サービスを受けながら、安心して暮らせる環境が整っています。
【 特徴】
介護スタッフが24時間常駐し、食事・入浴・排泄などの介助を提供
医療ケアは最低限で、看護師の配置はあるが病院ほどの医療体制はない
費用が比較的安く、所得に応じた減免制度もある
入居待ちが長いことが多く、すぐに入所できない場合も
2. 介護老人保健施設(老健)
「在宅復帰を目指すリハビリ施設」 老健は、病院を退院した後、自宅での生活に戻るためのリハビリを受ける施設です。医師やリハビリ専門職が常駐し、身体機能の回復をサポートします。
【特徴】
医師や看護師が常駐し、医療ケアを受けながらリハビリができる
入所期間は数ヶ月程度で、長期入所はできない
介護サービスと医療サービスを組み合わせた支援が受けられる
在宅復帰を前提としているため、要介護度が高い人には向かない
3. 介護医療院
「医療と介護を一体的に提供する施設」 介護医療院は、医療が必要な要介護者向けの施設で、長期療養と生活支援を兼ね備えています。病院と介護施設の中間的な役割を果たします。
【特徴】
医師や看護師が常駐し、医療ケアを受けながら生活できる
点滴や経管栄養などの医療処置が必要な人も入所可能
介護サービスも充実しており、生活支援も受けられる
介護療養型医療施設の廃止に伴い、新たに設置された施設
◆どの施設を選ぶべき?
□介護保険三施設は、それぞれ目的が異なります。
長期的に安心して暮らしたいなら「特養」
リハビリをして自宅復帰を目指すなら「老健」
医療ケアが必要なら「介護医療院」
※施設選びは、本人の状態や希望、家族の状況を考慮して決めることが大切です。
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